「自分の意に沿わない仕事をするつもりはない。自分の好きなことを仕事にして、金持ちになる」(アメリカの投資家 ハーブ・エッカー)
彼はそう宣言して大富豪となったそうです。
好きなことを仕事にするべきか?それとも仕事を好きになるべきか?
これは人生における基本的な選択の一つであり、将来の幸福感や生活の質に影響を与える可能性がある永遠のテーマ。
もうこれは本当に考えが分かれるところで個人の価値観や状況によりますが、両方の選択に対する一般的な考え方をまとめてみました。
お金にならない可能性もあること、結果的に好きなことを嫌いになったり後悔するケースも存在することなども合わせて深掘りします。
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「好き」の力を信じるべき理由
「自分の心から好きだと思う仕事だけを選んでいれば病気になることはないわ」(黒柳徹子)
そういう人って、やっぱりパワーと魅力があります。
富と幸せは比例しません。
仕事を好きになろうと努力もしてみましたが、好きな気持ちって頑張ってそうなろうとしても違うもんは違う。自分の心は正直です。
それに何より時間はお金と違って返って来ません。
今ここでこうしている瞬間だって命を削っているわけです。
となると好きじゃないことをしている時間はもう「何してんだ?自分」状態。
それと同時に、その瞬間から
もう一生、すべての時間を好きなことだけをして生きていくと決めました。
ここで大切なのは「得意」よりも「好き」を選択することです。
好きなことを仕事にするメリット
- 仕事が楽しく充実していると、毎日の生活がより豊かに感じられる
- 好きなことに情熱を注げるため、モチベーションが高まり、成果も向上する
- 自分の趣味や興味を仕事に結びつけることで、仕事が生きがいにつながる
好きなことを仕事にするデメリット
- 好きなことが必ずしも市場需要に合致していない場合、安定した収入を得ることが難しい
- 趣味が仕事になることで、それがプレッシャーやストレスとなり、趣味そのものが楽しくなくなる
仕事を好きになるメリット
- 今やっている仕事を好きになって楽しむ方が何倍も楽に、安心して幸せになれる
- 現実的な需要がある職種や分野で働くことで、安定した経済的な基盤を築くことができる
- 新しいスキルや知識を身につけることで、それが仕事において充実感や成就感をもたらす
仕事を好きになるデメリット
- 好きではない仕事に取り組むことがストレスや不満を引き起こす
- 長期間にわたって興味を持てない仕事を続けることで、モチベーションの低下や職場不満が生じる
「好きなことを仕事にしなさい」と再三に渡って言われ続けていることにはきちんとした根拠があると私は思います。
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お金にならない可能性
ただしそうは言ってもそれで生活できないと楽しくないわけですが、好きなことを仕事にする場合、お金にならない可能性があります。
以下はその理由の一部。
市場需要の不足
好きなことが市場で需要がない場合、その分野での収入を得ることが難しいです。
例えば、一部の芸術や趣味は需要があるかどうかが不確定であり、安定した収入が期待できないことがあります。
競争の激化
一部の分野では多くの人が同じような好みや趣味を持っており、競争が激化している可能性があります。
この場合、自分の才能や特徴で差別化することが難しく、収益を上げるのが難しいかもしれません。
経済的リスク
好きなことを仕事にすると、それが失敗に終わった場合に経済的なリスクが発生します。
事業が振るわない場合、投資した時間や資金が無駄になり、生計を立てるのが難しくなる可能性があります。
不安定な収入
好きなことを仕事にする場合、収入が不安定であることがあります。
季節性や需要の変動、クライアントの依存などが影響し、一定の給与が得られないことがあります。
これらのリスクを最小限にするためにもよく計画を練ってリサーチを行い、将来の展望をよく考えることが重要です。
仕事と趣味を分けるか、趣味を副業として扱うことなども検討することが賢明です。
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結果的に嫌いになるケースも
これはいくつかの理由によるもの。
プレッシャーと責任
好きなことが仕事になると、それに伴うプレッシャーや責任が増えることがあります。
趣味であれば自由気ままに楽しんでいたものが、仕事になると納期やクライアントの要望などに対応しなければならなくなり、その中でストレスが生じやすくなります。
経済的なプレッシャー
好きなことが市場需要と合致していない場合、生計を立てることが難しくなります。
経済的な不安が生じ、それが仕事全体に対するネガティブな感情につながることがあります。
ルーティンと飽き
好きなことが仕事になると、それがルーティンとなり新鮮味を失うことがあります。
これが続くと徐々に興味を失って、好きだったものが単なる義務に変わることがあります。
他人との関係性
趣味が仕事になると、それに伴って仕事仲間やクライアントとの関係性が発生します。
これが円滑でない場合、人間関係のストレスが好きだったものに対するマイナス感情に影響を与えることがあります。
なので好きなことを仕事にする際には慎重に計画して将来の展望を考慮すべき。
バランスを取り、可能であれば仕事と趣味を分けておくことも方法の一つかなと思います。
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誇りを持てない会社にリハーサルでもないたった一度の自分の人生のほとんどを捧げ、それでいて
その憎たらしい会社に人生も家族も守ってもらっちゃってるという恐怖の矛盾をお持ちの方をたくさん見てきました。
先人で死ぬ時に後悔しなかった人というのは、例外なく自分のやりたいことをやり続けた人です。
「好き」の力はやっぱりすごいです。
「明日やろうは、バカやろうなんだよ」(国民的大スター)