「自分の意に沿わない仕事をするつもりはない。自分の好きなことを仕事にして、金持ちになる」(アメリカの投資家 ハーブ・エッカー)
彼はそう宣言して大富豪となったそうです。
心から大好きなことを仕事にしている人って、やっぱりパワーと魅力がありますよね。
「好きなことを仕事に?そんな夢みたいなことを言うんじゃない。現実を見るべきだ。
今やっている仕事を好きになって楽しむ方が何倍も楽に、安心して幸せになれる」と唱える人もいます。
もうこれは本当に考えが分かれるところですよね。
きっとどっちが正しいとかないのでしょうけど。
私は前者の考え派です。
と言うのも、かつて経験のあることだからです。
私は過去に沖縄在住だったことがあるのですが、その時に縁あって会社の代表を務めたことがありました。
正確にはパートナーを組んで2人で経営していく形で、仕事内容の半分をバトンタッチされたような感じ。
これまでの自分には全く無縁の業界で、興味を持ったこともなく、今後好きになりそうな気配すらないことについての会社経営。
仕事の作業そのものは割と何でも楽しめる性分だしと思って前向きに日々精進していたのですが、これが稼げた。
もちろん決して楽をして稼げたわけではないし、興味のある業界でもない。でも稼げた。
ただ違ったんです。
結局いくら稼げようが、出来ないんです。好きなことじゃないと。
好きじゃないけどやらなきゃいけない。
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だからやる気も起きないのに学ばなきゃと必死になる。
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でも好きじゃないので全然入ってこないし時間ばかり余計にかかる。
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稼げてたってそのお金で幸せになる時間はなく、そのかわりにしんどい時間が圧倒的に長くなる。
もちろんなんとか好きになろうと努力もしてみました。
でも好きな気持ちって、頑張ってそうなろうとしても違うもんは違う。自分の心が違うと悲鳴を上げます。
それに何より時間はお金と違って返って来ませんよね。
今ここでこうしている瞬間だって命を削っているわけです。
となると後はもう「何してんだ?自分」状態。
富と幸せは比例しないことが分かりました。身をもって。
それと同時に、その瞬間から
もう一生、すべての時間を好きなことだけをして生きていくと決めました。
なので「好きなことを仕事にしなさい」と再三に渡って言われ続けていることにはきちんとした根拠があると私は思います。
先人で死ぬ時に後悔しなかった人というのは、例外なく自分のやりたいことをやり続けた人です。
「明日やろうは、バカやろうなんだよ」(国民的大スター)