ひとり旅に出る前の充実感と高揚感というのは
何度経験しようと少しも薄れることなくその都度平等に私に訪れる。
久しぶりにJALの国内線に乗ったらCAさんが皆まるで菩薩のように優しくて
日本語が通じるありがたみも噛みしめ放題、天国のような快適さに死にかけた。
うまく言い表せないが、とてつもなく心が満たされたよ…!
コトー先生の大ファンすぎて個人的に前々から「行きたひ」と洩らしていた日本最西端の与那国島。
原作漫画超えしている数少ない伝説の神ドラマ「Dr.コトー診療所」。
コトーファンによるコトーファンのための震えるほどマニアックなロケ地めぐり「久部良編」です。
絶海の孤島に息付く、人を惹きつけてやまない魅力がそこにはありました。
写真はすべて私が撮影した加工なしのもの。
ありのままの美しさが伝わればいいなと思います。
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はじめにこちら与那国島の観光協会や診療所やゲストハウスなどにも置いてあるパンフレット。
これがね!もう超完璧!!!
データは与那国町観光協会のWEBページからダウンロードできます◎
»『Dr.コトー診療所』与那国島ロケ地マップ
詳しくはコトー先生の与那国島 ②|祖納で綴っています。
パンフレットを制作されるにあたってドラマや映画を一時停止しながら背景を鬼のように観察されて作られたそうな。
自分もたいがいのマニアだなと感じていましたが、いやもう恐れ入った…
逆にドラマから使用シーンを見つける側が大変でしたわ。
このパンフレットがあまりに完璧で
私が見てみたかった場所も当然ながら網羅されていたので
今回はパンフレットのロケ地マップを元にスタンプラリーみたいな感じで原チャリめぐりしてきました。
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コトー先生の与那国島|久部良(くぶら)
島の西側、すなわち日本最西端の集落。
港と灯台のエリアです。
1|志木那島漁港
言わずと知れた漁港です。
私はここでシゲさんがまさよさんのノートをビリビリに破く姿が印象深い。
そしてコトー先生が上陸する島の玄関口がきっとこちら。
フェリーと一緒に写真が撮れなかったのが残念だったんですが
逃したくない場合は水曜日か土曜日の朝10時までに行くと見られるそうですよ!
8|志木那島漁業協同組合
漁協へ行ってみるとまさしく漁師さんたちの超現役あのままの姿が見られます。
魚を捌いているところは撮影が難しく、代わりに捌く前のカジキを特別に見せてくれましたー!
えー私たった一人のために?
すごいなありがとう〜!
そして傍には「志木那島漁業協同組合」の看板が残る漁協食堂。
外観からは想像できない店内の広さと綺麗さ、海も見えるロケーションで「はあぁっ…!!!」となった。
ドラマでの使われ方と違い過ぎてここが同じ場所だなんて信じられん。
漁協にいた漁師さんには「食堂は微妙」とか言われていたので(どういうことやねん…)わずかに迷いもあったんですが、ここは自分を信じて行ってよかったお店。
大丈夫ちゃんとウマいよ漁師さん!
10|コトー先生、往診の通り道
11|那美ちゃんたちが車で立ち寄る場所
こちら2箇所はドラマではなく映画で使用された場所みたいです。
どちらも漁港からすぐ向かいの坂を上がったところ。
12|海辺の石段
原さんがコトー先生たちバックにここから自撮り写真を撮ってらしたので同じ構図で撮りたくー!
ドラマで海が出てくるとすべて診療所前の海に見えていたんですが、実はちょっとずつ違う場所の浜辺で撮影されていたんですね〜
ナーマ浜
原さん親子とまりこさん親子が顔を合わせるのも
そのすぐ目の前の砂浜です。
個人的に「りゅうくん回」はみんなの人間性が際立つ鬼イチオシ回です。
原親子が一緒に帰った道
12|海辺の石段
すぐ裏手の通りです。
たけひろくんの後ろ姿がかわいいワンシーン。
ここはメインの通りだしドラマでも分かりやすい場所です。
14|芦田代議士講演/町民検診
たびたび島民の揉めごとの舞台となっていた集会施設。
中へ入れはしませんが外から覗くことは出来ました。
ミナちゃんの採血に誰も並んでくれなかったのもここ。
めっちゃ普通の多目的ホールで
教えてもらえない限り特定が激ムズです。
15|彩佳に黒糖を渡したクリーニング店
第1話でおばちゃんが彩佳さんに黒糖あめくれたとこですね〜
ここまでくると結構マニアック。
現在は島料理のお店海響(いすん)ですが以前は本当にクリーニング屋さんだったそうですよ。
ちなみに黒糖おばちゃんの名前は「みつえさん」。
16|巽健司聞き込み/星野正一買い物
いけ好かない記者が聞き込みをしていた、さらにマニアックな大朝商店。
一体誰がこの場所特定しようとか考えるの…
特定班のすさまじい熱意に若干引いていたら
たけひろくん達みたいな島の子ども達が待ち合わせて釣りを始める一部始終を目撃しました。
意外にも島には結構子どもがいるなあという印象です◎
コトー先生が自転車で下る坂道
2004前編のオープニングで使われた、すぐ目の前の漁港へ下る坂道。
記憶が曖昧でなんとなく撮影したんですが、まさかの背中側からのカット。
原親子宅
漁港の超絶目の前、出勤まで秒のロケーションにある原さん宅。
おそらくここと思しき場所ですが現在は雑草の餌食にー!
剛宝丸をよく係留している場所
いまひとつ分かりにくいですが漁港の入り組んだ一番奥のあたりです。
現在は柵やらができて洗練された感じになってました。
彩佳が歩く防波堤
いやこれ!夕日美しすぎてる…!
遠くに灯台の見えるこれ以上ない絶景の防波堤ですが、実際にスカートでよじ登ろうとすると確実に事故る未来が見える高さ。
そうよね思い出だけではつらすぎたらたとえ事故ろうとも防波堤の上、歩きたくなるよね…
2|自転車で走る海沿いの道
コトー先生といえばのこの風景。
基本的にいつ通っても馬以外誰もいない場所です。
天気が良いとあまりにもコトー先生の世界すぎて思わず「コトー先生ーーー!!!」と叫びたくなる診療所に次ぐ名所。
ここは上方から誰かに撮影をお願いするといい感じにコトーワールド全開の爆イケ写真なり動画なりが撮れそうです。
原チャリで駆け抜ける自分が横切るだけの何の面白みもないものが撮れました。
是非とも島の風を肌に感じて走れる自転車やバイクでぶっ飛ばすべき神の道です。
13|日本で最後の夕日が沈む西崎(いりざき)
ドラマでもたけひろくんが「あれ西崎っていうんだよ」と言ってて
ほほ〜うここはそのままの名前を使ってるのねと感じた記憶です。
ここ、てっきり灯台の中に入れる造りを想像していたんですが
実際には入れるようにはなっていませんでした。
ただ東屋的なところとトイレはあるので安心してゆっくり夕日が沈むのを待つことができます。
ここから台湾が見える?とか見えないとか?
夕日は台湾の向こう側へ沈んでしまうので地平線のキワは見えないんだよって説も聞きました。
ここの写真でよく見る赤く染まった美しい夕日は本当に稀な姿、相当レアなんだなと実感しました。
まあだからこそあんなにいろんなところで使われるんだなとも。
和田さん、あーたすごいよ。
写真の腕、神がかってるよ…
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久部良エリアの港にはコトー先生や彩佳さんがしょっちゅうダッシュして到着していますが
診療所からここまではとてもじゃないが生身で簡単に走れる距離じゃないです。
もし仮にそんなことしたら酸欠こじらせまくって
頑固な漁師さんたちに血液の提供呼びかけたり無医村になって泣きじゃくる気力なんて微塵も残らないことでしょう。
つづく。