パース市内でのバスキング許可が下りなかったので
市役所の人に教えられたとおり
金、土、日曜の3日間、フリーマントルマーケットへバスキングしに行ってみました。
A. パースでバスキングするなら絶対にフリーマントルがいいです!
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パース市内から電車一本で40〜50分。
終点のフリーマントル駅。
駅から歩道に沿ってひたすらまっすぐ進むとマーケットの中心が見えてきます。
サーカスを彷彿とさせるような外観。
中に入ると、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような
様々なお店が所狭しとひしめき合っています。こりゃ楽しい場所だわ。
このマーケット周辺の壁沿いや駅からのアーケード通りにバスカーの姿もちらほら。
初日は現地の人におすすめされた場所で様子を見ながらゆるゆるとやっていたのですが、若干風が強かったのと
まだ金曜日にも関わらず朝イチからスタンバイしすぎてチラホラとチップが入った程度。
午後には謎にぐっと人が減り
自分も屍に近い状態になったので引き上げたのですが、雰囲気が分かったことやバスキングする場所の目処もついたので自分的にはこれでも充分収穫ありでした。
特に良かったのは土曜日。
朝10時頃から午後2時半くらいまでいたのですが、
「ワーオ!プリティ〜♡」
「これ紙!?めっちゃスゲエェ!!」と
とにかくいろんな人が話しかけてくれてとっても嬉しく楽しい時間でした。
売り上げもまずまずで
海外で、オーストラリアでバスキングをするってこんな感じかと身を持って知ることが出来たような気がします。
3日とも抜群に天気が良くて
中でも日本人の方には本当によく声を掛けていただきました。
チップを入れてくださったり、「頑張ってね」とエールをくださる方も。
初日にパース観光までご一緒させていただいた和彦さん。
「おめえチョコレート食べるか」と聞かれて
「チョコレートは好物だ」と答えると
「待ってろ」と言って突如チョコレートを恵んでくれたおっちゃんや
とっても親しみを込めて優しく接してきてくださった素敵なご夫婦の方々。
海外だからこその日本人の方の親近感や温かさに本当に励まされました。
心からありがとうございました。
その他、チョッパーの貼り箱を嬉しそうに買っていってくれたアニメ好きのマレーシア人の女の子の笑顔など
その一つひとつ、全てを決して忘れません。
日本で、しかも通販でしか販売をしていなかったら到底味わえない喜びがそこにはありました。
バスキングするって、路上に出るってこういうことだよなって思います。
一歩踏み出すだけで想像を超える素敵な出会いがたくさん溢れています。
ちなみに私はいつもこんな感じでセッティングというのでしょうか
お店を作っているのですが、
バスキング3日目にして100均セリア様の椅子を破壊。
まあまだ座るけどね。
完全に突き抜けるまで。
都会のオフィス街であるパース市内に比べて
フリーマントルは、週末にのんびりと遊びに来ている人ばかりなので
買い物のついでにおみやげとして商品が売れたりとか、
わりと誰しもが「何かないかな〜」的な目的で訪れているような雰囲気なのでバスキングは非常に成果が出やすいと思います。
個人的には、むしろ平日にパース市内でバスキングを日々頑張るより
週末にフリーマントルへ行って集中してやった方が効率が良い程じゃないかなと感じたくらいです。
と言ってもまあ例によってパース市内での許可を得られなかった身なのであくまで個人的憶測ではありますが、
それくらい、フリーマントルだけで充分じゃないかと思えたくらい充実した3日間でした。
初めての人でも何の許可もいらないし、勝手に行って勝手にやるだけだし、
フリーマントルに来ている人達は当たりが優しいので
臆せず気楽にやってみると意外に楽しめると思います。
それにいつも感じるのは、大事なことは
やっていることが上手いか下手かではないということ。
「路上でやっている」という事実こそが人を惹き付けるのであって
技術やなんかは二の次三の次です。
実際私が売っているものだって、もっともっと上手い人なんていくらでもいます。
バスキングに挑戦しているということそのものにリスペクトがあるので、何か1つでも好きなことがある人なら誰だって出来ます。
私は只今パースを去りまして
次の目的地エアーズロックへ向かっております。
また次回パースへバスキングをしに来ることがもしあればきっとまたフリーマントルへ行くことでしょう♡
おわり。