「ケーキがあるところに希望がある。そしていつもケーキがある。」(ディーン・R・クーンツ)
見た目がケーキのデザインをモチーフにしたラッピング例って意外に見ないんですよね。
お客様からオーダーいただき、お誕生日ケーキをモチーフにした丸いラッピング貼り箱を作りました。
簡単にケーキの質感を表現するために参考となるように、いろんな資材も合わせてご紹介します。
丸い箱は可愛くて個人的にもおすすめなので
ご希望の際は、是非ご要望欄にご記載くださいませ。
ちなみに私はキャラクターラッピング歴が7年ほどなのですが
最近では、キャラクターの衣装などをイメージしたラッピングをよくご依頼いただいている
自称貼り箱職人です。
ケーキをモチーフにしたラッピング
最近人気の、ほどかずに開けられるラッピングボックスの仕上げです。
声優さんへのお誕生日ケーキ
丸い箱で、ぱっと見でケーキと分かるようにとのご要望です。
イメージはシャルロットケーキ♡
たくさんの参考写真をお送りくださったので、なるべく忠実な出来上がりを心掛けました。
ポイントは数字と猫のクッキープレート
ここ、個人的にこだわりました。
いただいた参考写真に、とっても詳細に記載があったので
出来るところまで寄せようと意識してお作りしました。
素材には、軽くて厚みのあるボードを使用。
お客様からも「想像以上です!」と嬉しいお言葉をいただきまして感無量です。
温かなお心遣いに溢れた贈り物で、きっとお喜びいただけたことと思います。
この度も素敵なお祝いのお手伝いをさせていただき、本当にありがとうございました♡
丸い貼り箱の作り方
丸ってかわいい。
① 底の径を決める
贈り物の幅に合わせて、ボール紙で底の円をとります。
これでピッタリの仕上がりになるので無駄がないですね。
今回のように箱の内側にもデザインする場合は、この時点で底部分へ包装紙を。
ちなみに、内側のデザインは声優さんの服装をイメージした配色♡
② 高さを決める
贈り物の高さに合わせた幅で、ボール紙を帯状にとります。
これを一晩くらい丸めてクリップなんかで止めておくと吉◎
一晩が難しければ、ちょっとの間だけでも!
底にぴっちりの直径で貼り合わせて、内部を包装紙でデザインしたら底とくっつけます。
③ フタを同様に
同じ要領でフタ側を作ります。
このとき、フタの「カブり」幅をどの程度にするかでデザインやバランスが変わってきます。
今回はケーキ側面のビスケット部分を大きく出したかったので、フタはだいぶ浅めですね。
ここまで出来たら、あとは箱の外側を貼っていくだけです。
質感を表現するために使った資材
凹凸感と高さを意識しました。
ビスケットはフェルト
ケーキ側面のビスケットには、ブラウン系のフェルトをランダムに重ねてみました。
フェルトの、絶妙なふわふわがビスケットっぽく見えるかなと。
ツヤツヤの水色リボンが映えますね。
クリームは卓球ボール
ケーキ上側に乗ってる丸いの、これピンポン玉なんですよね。
ボリュームを出すために思案した結果。
フタの外側をぐるっと一周している方は小さなフェルトボールです。
その上にフェルト生地を乗せ、そのさらに上にピンポン玉を乗せています。
いちごの下にもいくつかボールを盛って高さを出しました。
いちごはフェイクフルーツ
いちごが乗ったら一気にケーキらしさが。
赤が入って華やかさが出ます。
フェルトの質感に対して、いちごのツヤが良いコントラストですね。
バランスを見ながら楽しくちらし苺♡
他店では断られやすい、そのまま開けられる貼り箱タイプのラッピングは
芸能事務所宛ての贈り物に最適で、最近ご注文が増えています。
見た目にも希望を与えられるケーキのラッピング、おすすめです♡